授業
英語科暗記ではなく、『理解』することからはじめよう!
指導方針
入試英語において最も重要なのは、『読解力』、つまり英文を構成する段落同士のつながりや、段落を構成する文同士のつながりを論理的に把握する能力です。この能力の養成こそが医系大学入試の勝敗を決める最も重要なポイントなのです。しかし、ただひたすら英文を読んだり、単語や構文をただ丸暗記するようなやり方では、こうした能力は養われません。『読解力』を支えるのは、英語という言語の特徴を十分に理解した上で養われた基礎的な『文法力』です。そこで、まず、基本文型・時制・法・準動詞・関係詞などの文法事項の学習を通して、英語の基本的な「特徴」を理論面から理解し、基礎的な『文法力』を養うことから始めましょう。
授業
一般に、「英語は暗記科目」と考えられがちですが、果たしてそれで難関入試が突破できるでしょうか?
「どのような問題にも、臨機応変に対応出来る柔軟な思考力を養う」
これが私たちの授業に向けての基本的なコンセプトです。そのために、受験生の思考力が活性化されるよう、質疑、対話を通した指導に力を注いでいきます。
テキスト
基本的に以下の6種類の必修教材をレベルに合わせて使用します。
1. GrammarA(単元別)
2. GrammarB(総合)
3. ReadingA(構文・語彙・文法解説)
4. ReadingB(パラグラフリーディング・要旨把握)
5. Composition(整序英作文を含む)
6. 総合テスト
[英文法]
基本的な考え方ができれば、文法問題は、おもしろいように解けるようになります。〈過去の入試問題から選んだ重要問題の小テスト⇒弱点発見⇒解説⇒確認⇒応用〉のプロセスで、理解力・応用力を養います。
[読解]
テキストとして採用した文章は、医系入試を念頭において、十分にテーマを吟味し、選択したものです。テーマの背景にある問題領域に踏み込んだ理解力を養います。
数学科IGテキストの他に参考書は必要ない
指導方針
入試問題で正答を得るためには、いくつかの基本事項を正しく使うこと、および、それらの結果を正しく組み立てることが要求されます。そこで、前期は基本事項の解説から始め、基本事項の定着に適した良問を、後期は基本事項を再確認し、理論的思考力を伸ばす、実戦効果の高い過去問題を扱います。また、夏期・冬期はそれぞれ、前期・後期で扱えなかったポイントや、融合問題を扱うとともに、総体的な復習をします。夏・冬の合宿は最重要テーマを徹底的に追究します。直前期は志望校別の対策を完成します。
医学部入試問題の出題の中心は、数IIIの微分・積分なので、この単元に最も多くコマ数を充てるとともに、これらの単元に無理なく入れるような単元の配列になっています。
授業
1回の授業は40分×4コマで、40分の前半は講義、後半は類題演習となっています。講義中に疑問が生じたら、必ず質問して下さい。逆に、演習中に手が動かなくなった生徒には、講師が適切なアドバイスをします。もちろん、単に、解法を伝えるだけでなく、基本事項を定着させ、思考力を高めるように導きます。講義の理解度は生徒、単元によって、まちまちですが、少人数制と指導能力の高い講師ならではの、双方向の授業により、不安も疑問も残しません。数学が苦手な人でさえ、後期には、演習が楽しくなります。
テキスト
前後期のテキストは、α、β、γの3種類で、いずれもS(標準)、B(基本)の2レベルがあります。内容は下の表の通りです。
α | β | γ |
数と式 2次方程式・不等式 恒等式 等式・不等式の証明 割り算 高次方程式・不等式 図形と式 微分(数II) 積分(数II) 集合 場合の数 確率 条件と命題 |
2次関数 三角関数 三角形 指数・対数関係 平面幾何 ベクトル 行列 1次変換 2次曲線 極座標 確率分布 |
数列 いろいろな関数 数列の極限 無限級数 関数の極限 微分(数III) 積分(数III) |
α | 数と式 2次方程式・不等式 恒等式 等式・不等式の証明 割り算 高次方程式・不等式 図形と式 微分(数II) 積分(数II) 集合 場合の数 確率 条件と命題 |
β | 2次関数 三角関数 三角形 指数・対数関係 平面幾何 ベクトル 行列 1次変換 2次曲線 極座標 確率分布 |
γ | 数列 いろいろな関数 数列の極限 無限級数 関数の極限 微分(数III) 積分(数III) |
各単元は1問の講義問題と数問の演習問題があります。前記テキストには、演習問題が多めに用意され、授業時間内にできなかった問題を復習の時に解くことにより、基本事項が定着していきます。後期テキストの演習問題は少なめで、授業時間内に入試本番のつもりで解くことにより、実戦的な思考力・答案作成力を伸ばしていきます。厳選された問題は効果的に配列され、合格に必要かつ十分な質と量のテキスト構成になっています。他に、参考書、問題集を用意する必要はありません。
化学科最低3回!繰り返してこそ、本当の力
指導方針
現役生と浪人生の差、そして実際の入試で合格者と不合格者の差は、理科の出来、不出来で大きくつくと言えます。これを克服するために、IGの化学科では、何度も繰り返して授業を行います。前期、後期、夏期、冬期、そして合宿を含めると、一年間で4、5回繰り返しの勉強が出来、少しずつレベルを上げていきます。
授業
前期は、基礎を固めるために、1コマ1コマの授業の中で、講義と問題練習をじっくり行い、理論、無機、有機の各分野を一通り終わらせます。夏期講習で理解を深め、後期は医学部入試の過去問題を中心とした演習を徹底的に行います。直前には、大学別の対策を行い、入試に万全の状態で臨むことを目標とします。生徒の理解度に応じて、前期でも応用問題に挑戦したり、後期でも基礎からやり直すことも可能です。
テキスト
「入試の化学はこれだけやれば十分」という良問を用意してあります。基本問題から医系学部独特の難問までレベル順になっているので、演習を通して段階を踏んで次へ進むことができるようになっています。
生物科安定した高得点が可能
指導方針
生物は安定した高得点が期待できる受験科目です。それを実現するためには知識の整理と、知識を答案に反映させる技術の習得が必要です。必要な知識は前期のうちに体系的に教授します。後期は暗記事項の維持・補強を目的とした演習と、記述問題および考察問題に対する答案作成力養成を目指します。
授業
莫大な量の暗記を必要とする生物の学習において、学習の順番は重要な意味を持ちます。例えば、遺伝の学習は減数分裂の後でなくてはなりません。減数分裂の学習は体細胞分裂の後であるべきです。体細胞分裂は細胞小器官を覚えた後が良いに決まっています。こうして見ていくと効率的な手順が、ただ一通りに決まることが判ります。やるべき事柄、その手順が決定したわけです。あとは一つひとつやっていけばいいのです。最小限の時間で、最大限の効果を発揮する為のプログラムが用意してあります。
それがIGの生物の授業なのです。
テキスト
過去の入試問題を詳細に調べ上げ頻出問題を精選し収録すると同時に、出題頻度が高くなくても本質的な問題点を含んだ問題や、学習することで全体の見通しをつけられるような良問を中心に編集しています。
物理科疑問はその場で解決!物理は楽しい
諸君は将来、生命科学の分野にたずさわることを目指しているものと考えます。そんな君たちが受験科目に「物理」を選ぶのには、わけがあるはずです。化学や生物に比べて覚えることが少ない、とか、計算が得意だ、とか。でも、僕は物理という学問は「ものごとの考え方」の基本を学ぶことだ、と思うのです。自然現象の本質を洞察し、それを簡潔な数式や図に表現して考える、ということは、将来医療の分野に進んでも、きっと役立つはずです。何にもまして、物理は楽しい、と思える授業を心掛けます。
指導方針
まず、物理という学問のバックボーンである「力学」をマスターしましょう。力学がわからなくては、電気も原子もその理解はおぼつきません。逆に、力学さえ何とかすれば、その他の分野は力学の応用にすぎない、ということが分かるはずです。とくに、数式の羅列になりがちな電気の回路などは、実際に何が起こっているのかをイメージできる図解で具体的に考察を進めて行くつもりです。まず、夏休みまでに全分野の基本的なところはつかんでもらいます。そのうえで、さまざまな入試問題を題材として、応用力を高めながら、各分野の関連をつかみ、総合的な知識体系としての物理を身につけてもらい、どんな入試問題にも動じない自信が心にしっかりと根をはるように、一人ひとりに目をくばっていく覚悟です。
授業
疑問はその場で解決!が、モットー。授業中の質問は大歓迎。いい質問は、いい授業を生み出す栄養源です。黙っていてはソンです。主体的に授業に参加するようにしましょう。どんな質問にも、正面から受け止めて、その生徒にとってプラスになる答えをすることをお約束します。
テキスト
学校の教科書がベストの参考書、ということは本当だけれど、知識の体系化という面から見ると無駄が多いのも事実。物理全体を見通す視点に達するためにはこれだけの知識が必要かつ十分、というコンセプトで編まれたテキストは100%オリジナル。このテキストの流れに沿って配置された基本問題は、1問の無駄もない(その代わり、授業を休むと取り返すのに苦労する)。これだけで、基礎固めは万全、他の参考書は一切不要です。後期に入って、実際の入試問題に取り組むときも、絶えず、テキストに戻って考えるようにしましよう。そうすれば、このテキストを中心として物理の知識が、頭の中に整理されていくはずです。そして、入試の前夜にもう一度テキストをさっと見直してください。どんな問題でもこい、という自信と手ごたえを感じることでしよう。
理科 年間カリキュラム
4月~7月 | 8月 | 9月~11月 | 12月~1月 | 2月 |
---|---|---|---|---|
前期 | 夏期 | 後期 | 冬期 | 直前期 |
基礎力養成 教科書レベルの内容をしっかり理解し、基本問題を一通り解けるようにする。 |
基礎力完成 ・応用へのステップ 前期での弱点を克服。また、入試演習にも触れて実力を把握。 |
応用力養成 過去の医学部入試を分野別に解ける力を養う。 |
即戦力の養成 総合問題を解いて入試の即戦力を養い、欠けている部分は再度やり直す。 |
受験物理・化学・生物の完成 大学別の入試対策を行い、万全の状態に。 |
4月~7月 | |
---|---|
前期 | 基礎力養成 教科書レベルの内容をしっかり理解し、基本問題を一通り解けるようにする。 |
8月 | |
夏期 | 基礎力完成・応用へのステップ 前期での弱点を克服。また、入試演習にも触れて実力を把握。 |
9月~11月 | |
後期 | 応用力養成 過去の医学部入試を分野別に解ける力を養う。 |
12月~1月 | |
冬期 | 即戦力の養成 総合問題を解いて入試の即戦力を養い、欠けている部分は再度やり直す。 |
2月 | |
直前期 | 受験物理・化学・生物の完成 大学別の入試対策を行い、万全の状態に。 |
小論文一生の表現能力を培う
指導方針
小論文とは何か、本当に偏差値以外の人間性をたった一枚の紙で判断出来るのか……。その不審・疑問にこたえるところから授業は始まります。自己表現力の養成は、これからの教育制度でもっとも重要になる分野。大学に入る前に、大学生レベルの表現力を身につけてしまいましょう。この一年で培った文章力は、〈合格〉という目標を超えた、一生の宝になることを約束できます。
授業
題目型、課題文型、図・ビジュアル型と、小論文の出題パターンも様々です。〈講義・実戦・添削・講評〉の繰り返しにより、このいずれにも対応のきく表現力が前期のうちに身につきます。後期は、脳死や生殖医療といった医療系、超高齢化や環境問題といった社会系、倫理や生き方を問う人文系の、タイムリーな問題を取り挙げつつ、現代思想を視野に入れたバランスのとれた、受験生の思考や情報を深める授業が展開。近年増えてきたディベートや集団面接にも対応します。小論文で失敗したという生徒は一人もいません。
センター対策
国語科
現代評論文 / 現代小説 / 古文 / 漢文
センター国語は、継続した学習があれば、高得点が可能です。過去問題からのデータをもとに、最近の問題傾向を踏まえての演習・解説を繰り返し行います。
現代評論文では、キーワードや接続詞に注目する、〈読みの戦略〉を通して、満点の50点に最も早く手が届く筈です。現代小説は、浅い読みや逆に深読みをしないで正解に迫れるセンスを身につけます。古文・漢文では、先ず基本的文法を押さえ、繰り返しにより古語や句型の定着を図り、その上で、読解に慣れていきます。
国語力は、すべての基本。そして、センター攻略には、確固たる戦略がありますので、先ずそれを知ることから授業は始まります。
社会科【地歴】
日本史 / 世界史 / 地理
日本史、世界史は、膨大な暗記が必要な苦痛な科目と考えている人が多いようですが、好きな人には面白いように点数が伸びる教科です。時代の流れを把握し、因果関係を明らかにしていくという作業を通し、得点につなげていきます。地理は、教科書を中心とした基本的事項の確認から始め、その後、資料、地図、統計グラフを、知識と関連づけて読めるようにしていきます。繰り返しの学習で、安定した高得点を狙います。
社会科【公民】
現代社会 / 政経 / 倫理
センター試験での現代社会・政経・倫理は他科目受験よりは有利です。教科書が薄いことでも明らかでしよう。個人的には現代社会か倫理をお勧めします。ここで、勘違いしてはいけないのは、学習せずして高得点が取れるということではなく、仮に同じ時間だけ学習したとすれば現代社会か倫理が最も高得点を取りえる科目だということです。それは、受験ポイントが押さえやすいからなのです。